同人誌について

サークル「ピッチブレンド」がこれまでに頒布した本の紹介です。

1 「最後の歯車式計算機クルタ クルト・ヘルツシュタルク氏インタビュー」

700円、B5 68ページ(表紙紙4P含む)、黒一色刷 (文学フリマ東京36にて再頒布します。)
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クルタ計算機という小型手回し計算機が、かつてありました。この本は、その開発者クルト・ヘルツシュタルク氏へのインタビュー(1987年)を翻訳したものです。計算機屋の跡継ぎとしての少年期、ライバル会社と争った青年期、そしてユダヤ人であることを理由に入れられた収容所、しかしそこでの計算機設計、終戦後もスポンサー探しに走り回る日々、生産を始めてからもトラブルが……。と波瀾万丈の人生がこの一冊で語られます。

2 「空を夢見た機械式計算機 九元連立方程式求解機」

500円、A5 44ページ(表紙紙4P含む)、黒一色刷(現在在庫切れです。)
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国立科学博物館で展示されている機械式計算機『九元連立方程式求解機』だけにテーマを絞って作った本です。その来歴、使用法、計算原理などを解説します。数学が嫌いな人は前半の歴史編だけでもお楽しみ下さい。好きな人は、ラストの運動方程式解説まで楽しくおつきあいただけると思います。

この本で取り上げた九元連立方程式求解機のシミュレータを公開しました。実行には、Wolfram CDF Playerが必要です。

2冊とも、デザインは発笑探検隊の東内拓理さんです。

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